赤ちゃんの歯の手入れについて①
この記事は、公益社団法人 日本小児歯科学会とライオン歯科衛生研究所が公開している情報をもとに、管理栄養士である筆者が要約し、解説を加えたものです。内容は公開時点のものであり、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。本記事は情報提供を目的とし、医療上の判断はかかりつけ医または歯科医にご相談ください。
Hi there,
歯の手入れについて聞かれることが、たまにあります。
乳幼児健診の時期は市町村によってさまざまで、歯のことを相談できる機会も住んでいる場所で変わってきます。
聞かれるのは、たいてい歯が生えてきてからです。
歯みがきは、歯が生える前から始まっています
乳歯はまず下の真ん中の2本から、生後6〜9か月ごろに生えはじめます。
歯がしっかり生えてきてから歯みがきを開始しようとする方は少なくないのですが、食事の後には口の中をきれいに、という習慣があれば、本格的に歯みがきを始めるときに導入しやすいかと思います。
日本小児歯科学会のこどもたちの口と歯の質問箱に、歯みがきはいつから行えばいいかという質問があります。その答えを見てみたいと思います。
観察して、指で触って、ガーゼや綿棒でぬぐって、それから歯ブラシです。
いきなり歯ブラシではないんですね。
最初の目標は、きれいにすることではない
ライオン歯科衛生研究所のはじめての歯みがきのコツという記事で、小児歯科医の坂部潤先生がこう述べています。
そのうえで、毎回しっかりみがかなければと神経質になりすぎなくても大丈夫、まずは慣れてもらうことを目標に、とのことです。
唾液の自浄作用については魔法の水・・・?に書きました。
ただ1歳を過ぎると、歯と歯の間や奥歯のみぞに汚れが残りやすくなるとのことです。ここからは、みがくことそのものが目的になっていきます。
嫌がるとき、何が嫌なのか
ガーゼを嫌がるというか、口の中に何か入ってくるのが嫌とか、寝かせられるのが嫌などがあります。
坂部先生も、慣れるための手順を3つに分けていました。
- 歯みがきの姿勢に慣れる
- 口の周りに触れられることに慣れる
- 歯ブラシに慣れる
嫌がっているのがどれなのかを分けて見てみると、次の一手が変わってくるような気がします。
もうひとつ、痛くて嫌がっている場合もあります。上唇の裏には上唇小帯というすじがあって、ここに歯ブラシが当たると痛がるのだそうです。日本小児歯科学会は、指で上唇をめくってすじをよけ、一本ずつ磨くようにと述べています。
普段から口周りを触られることに慣れておくことが、やっぱり重要かと思います。
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