「抱っこ」もお口の成長に関係②@小ネタ
この記事は、こども家庭庁と、アメリカ国立小児保健・人間発達研究所(NICHD)のSafe to Sleepが公開している情報をもとに、管理栄養士である筆者が要約し、解説を加えたものです。内容は公開時点のものであり、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。本記事は情報提供を目的とし、医療上の判断はかかりつけ医にご相談ください。
Hi there,
前回は、抱っこの姿勢と抱っこひもの選び方をまとめました。
今回は、寝かせ方と、そのあとの動きについてです。
寝かせるときは「あおむけ」で
こども家庭庁は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを低くするポイントとして、1歳になるまではあおむけに寝かせることを挙げています。
SIDSは、大きな異常のきざしがないのに乳幼児が睡眠中に亡くなってしまう原因不明の病気で、窒息などの事故とは異なります。令和6年には55名の乳幼児が亡くなっていて、乳児期の死亡原因の第3位です。
横向きはどうかというと、NICHDが、横向きは姿勢が不安定でうつぶせに転がりやすいため、すすめられないと述べています。
あおむけで吐いてしまわないか心配になりますが、こども家庭庁はこう述べています。
寝具についても、平坦で硬めのものを、掛け布団はできるだけ使わず、スリーパーなどの着るもので温度調整を、とのことです。やわらかいものを敷いたほうがよさそうに思えますが、逆なんですね。
うつぶせ遊びは、起きている間に
頭の形が気になるときにすすめられているのが、うつぶせ遊び(tummy time)です。
NICHDは、うつぶせ遊びを「赤ちゃんが起きていて、誰かが見ている間に、うつぶせにすること」と定義しています。生後1〜2日から始められて、1回3〜5分を1日に2〜3回、2か月ごろまでに合計15〜30分が目安とのことです。
大事なのは「起きている間」「見ている間」というところかと思います。眠ってしまったら、あおむけに戻します。
ほかにも、寝ていないときは縦に抱く、ベビーシートに入れている時間を長くしすぎない、寝かせる向きを週ごとに変える、といったことが挙げられています。
ハイハイの時間をとる
ずりばいやハイハイで体を使う時間が、座る姿勢の安定につながると、作業療法士さんのセミナーで聞きました。
こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査では、90%以上ができるようになる時期は、ひとりすわりが生後9〜10か月未満、はいはいが10〜11か月未満です。できるようになる順番としては、座るほうが先なんですね。
つかまり立ちが早いと成長が早いと喜んでしまいますが、住環境とも関係しているのかもしれません。一昔前は畳が主流で、ソファーやダイニングテーブルもありませんでした。今は狭い空間に、つかまるものが多いです。
クッションの上でずりばいは難しいと思うので、広くて平らなところに連れ出すのがよいかと思います。
「コレも重要なの?」シリーズ
7年前のこの記事の最後に、目から鱗の「コレも重要なの?」シリーズとして3つ書いていました。
ようやく3つとも書けました。
おんぶについてはおんぶか抱っこかに書きましたが、こちらはまだ課題のままです。
Love